2018年5月、田邊一明教授就任10周年を迎え、その後も私たちは次の目標へ向かって歩み続けています。

心腎連関の連関性が認識される現代に当たり、当教室は循環器内科と腎臓内科という理想的なマッチングを持った教室として両者の密接な連携により、心血管だけを、あるいは腎臓だけを診るのではない『心腎連関を体現した診療』を行っています。
そして島根という地方から世界へ向けて情報発信出来る教室を目指して日夜取り組んでいます。

毎年『島根心腎血管研究会』を、毎月『心腎カンファレンス』を開催しています。

循環器内科は、医局員全員が一通りの循環器診療を習得した上で、ARRHYTHMIA（不整脈治療)、ECHO（心臓超音波検査）、HF（心不全管理）、IHD（虚血性心疾患）、TAVI（経カテーテル大動脈弁留置術）などでサブスペシャリティとしての専門検査、治療に当たっています。

腎臓内科は、検尿異常、電解質異常、急性腎障害、遺伝性腎疾患などの診断・治療・保存期腎不全管理から末期腎不全の腎代替療法（血液透析、腹膜透析、腎移植）、バスキュラーアクセス関連手術、さらには各種疾患に対するアフェレシス療法まで幅広く腎臓関連疾患の診療を行っています。また、慢性腎臓病（CKD）普及・啓発のためのイベントや市民公開講座も行っています。