教室紹介 Classroom introduction
教授ご挨拶
内科学第四の教授からのご挨拶です。
内科学第四
教授 中村 一文
このたび、2026年4月1日付で島根大学医学部内科学講座内科学第四(循環器内科)教授を拝命いたしました中村一文です。
田邊一明教授が長年にわたり築いてこられた伝統ある講座を引き継ぐ機会をいただき、大変光栄であるとともに、その責任の重さに身の引き締まる思いです。
私は1993年に岡山大学医学部を卒業後、岡山大学循環器内科に入局し、心不全、心筋症、アミロイドーシスを中心に、循環器疾患の診療・研究・教育に携わってまいりました。前任地である岡山大学病院では重症心不全センター教授として、重症心不全や難治性循環器疾患の診療に従事しておりました。
現在、日本は超高齢社会を迎え、心不全患者は増加の一途をたどっています。島根県もその最前線にある地域の一つです。当講座では、軽症から重症まで幅広い循環器疾患に対応し、患者さん一人ひとりに寄り添う温かみのある医療を提供したいと考えています。また、弁膜症や先天性心疾患に対するカテーテル治療、不整脈治療、高血圧に対する腎デナベーション、アミロイドーシスや心筋症などの希少循環器疾患診療にも積極的に取り組み、地域で完結できる高度循環器医療の実現を目指します。
研究面では、地域から生まれる臨床的課題を出発点とし、基礎研究と臨床研究をつなぐ「Bench to Bedside / Bedside to Bench」の研究を推進してまいります。心不全、心筋症、アミロイドーシス、肺高血圧症、再生医療などを重点領域とし、島根から世界へ発信できる研究成果を生み出したいと考えています。
教育は講座の最も重要な使命です。私は「地域と世界をつなぐ循環器講座」を教室の目標に掲げています。地域医療に根ざしながらも世界に通用する診療・研究・教育を実践し、若手医師が挑戦し成長できる環境を整えたいと思います。医局は単なる勤務先ではなく、安心して学び、相談し、成長できる「安全基地」であるべきだと考えています。多様な背景を持つ医師が互いを尊重しながら成長し、次世代へとつながる講座を目指します。
私たちの島根大学医学部附属病院のテーマは「街の中にいつも大学病院」です。大学病院と地域医療機関が連携し、島根県全体で質の高い循環器医療を提供できる体制を構築してまいります。
地域に根ざし、若手が育ち、そして島根から世界へ発信する。
そのような循環器講座を、教職員、病院職員、学生、地域の皆様とともに築いていきたいと考えております。
今後ともご支援、ご指導のほどよろしくお願い申し上げます。
教授 中村 一文
教授経歴
- 1993年 3月
- 岡山大学医学部医学科 卒業
- 1993年 4月
- 岡山大学医学部循環器内科 入局
- 1995年 4月
- 岡山大学医学部分子医学研究施設 細胞生物学 出向
- 1998年 9月
- 岡山大学大学院医学研究科 修了
- 1998年10月
- 岡山大学医学部附属病院 循環器内科 医員
- 2001年 7月
- 岡山大学大学院医歯学総合研究科 循環器内科学 助手
- 2005年10月
- 奈良県立医科大学生理学第二講座 非常勤講師 (兼任)
- 2010年10月
- 岡山大学病院 循環器内科 講師
- 2013年 8月
- 岡山大学大学院医歯薬学総合研究科 循環器内科学 准教授
- 2024年 7月
- 岡山大学病院 重症心不全センター 教授・センター長
- 2026年 4月
- 島根大学医学部 内科学講座内科学第四 教授
- 2026年 6月
- 島根大学医学部附属病院 HCU管理部長(兼任)
- 現在に至る