教室紹介 Classroom introduction
教室紹介Blood Purification
(血液浄化治療)
血液浄化治療部門について
全国の透析患者は34万人を超え、島根県において約1800名で人口当たりの透析患者数は増加し続けています。また透析患者の高齢化も進行しており、全国調査では平均年齢69.4歳で、高齢者は併存疾患も多いことから、今後血液浄化の重要性が増すことが予想されます。
島根大学医学部付属病院の血液浄化治療部は透析ベット10床で腎臓内科医、泌尿器科医、臨床工学技士、看護師の多職種で日々の診療にあたっています。急性、慢性腎不全に対する血液透析療法、維持透析患者の合併症治療のみならず炎症性腸疾患の顆粒球吸着除去療法等の他科の診療を支える役目も担っています。現在、週1回の多職種でのカンファレンスを行い、採血データ、レントゲン等の基本データの確認を行い治療方針の共有を図っています。
今後は腎臓内科・泌尿器科と協力しながら、腹膜透析、在宅透析、腎移植など腎代替療法を一元的に管理できるよう血液浄化治療部を発展させていきたいと考えております。
島根県全域の医療機関から信頼される血液浄化治療部として診療システムの強化に努めて参ります。今後ともご指導の程、何卒よろしくお願い申し上げます。
文責:神田 武志