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研究実施のお知らせ

2019年6月19日ver.1.0

研究課題名

急性心筋梗塞における機械的合併症の予測因子、頻度と予後の傾向

研究の対象となる方

島根県内の各機関において急性心筋梗塞を発症した患者さんを対象とし、機械的合併症(心破裂、心室中隔穿孔、乳頭筋断裂)を生じた患者さんの背景や予後について検討します。

電子カルテで振り返ることのできる期間の患者さんを対象とするため、当院の場合は2007年1月~2019年6月の患者さんとなります。

研究の目的・意義

急性心筋梗塞は致死的疾患ですが、心臓カテーテル治療の普及により短期予後は著明に改善しています。急性心筋梗塞における機械的合併症は致死的となりうる重篤な合併症ですが、心臓カテーテル治療の時代における、機械的合併症の頻度や予後の傾向に関する報告は多くありません。そこで現在の実臨床での急性心筋梗塞における機械的合併症の頻度や予測因子を知ることで、合併症のリスクが高い患者さんを認識し、より慎重かつ厳格な管理につなげられると期待しています。

研究の方法

各施設での急性心筋梗塞を発症した患者さんにおいて電子カルテより情報を収集し、機械的合併症例の予測因子また、院内死亡率や頻度の傾向について統計学的に分析します。

収集する項目は下記の通りです。各機関で収集した情報を匿名化し、研究代表機関である、島根大学内科学講座第四が責任を持って管理します。

1) 入院日および入院中の血液検査、心電図、心エコー図検査所見
2) 身体所見、既往歴
3) 心筋梗塞に関する項目(発症日、発症から受診までの時間、ST上昇型かどうか、治療法、責任病変、多枝病変の有無)
4) 機械的合併症に関する項目(発症日、発症場所、種類、診断方法、治療)
5) 入院経過(在院日数、死亡退院の有無)
6) 予後、その他(心肺停止の有無、来院方法、全期間死亡の有無、最終生存確認日

研究の期間

2019年7月~2024年3月

研究組織

この研究は島根大学医学部内科学講座第四が行います。この研究は次の機関が参加して行います。

研究代表者(研究で利用する情報の管理責任者):

島根大学医学部附属病院 循環器内科

安田優

参加研究機関

[研究機関]             [研究責任者]

島根大学医学部附属病院 循環器内科   安田優
島根県立中央病院 循環器科       石口博智
松江市立病院 循環器内科        古志野海人
浜田医療センター            岡田大司
益田赤十字病院             坂本考弘

情報の利用停止

ご自身の情報をこの研究に利用してほしくない場合には、ご本人または代理人の方からお申し出いただければ利用を停止することができます。

なお、利用停止のお申し出は、2020年3月までにお願いいたします。それ以降は解析・結果の公表を行うため、情報の一部を削除することができず、ご要望に沿えないことがあります。

相談・連絡先

この研究について、詳しいことをお知りになりたい方、ご自身の情報を研究に利用してほしくない方、その他ご質問のある方は次の担当者にご連絡ください。

研究責任者:
島根大学医学部内科学講座第四/附属病院循環器内科 安田優
〒693-8501 島根県出雲市塩冶町89-1
電話 0853-20-2206  FAX 0853-20-2201